アントン･コービン 伝説のロック･フォトグラファーの光と影

ジョイ・ディヴィジョン、U2、デペッシュ・モードといったアーティストのイメージ作りに大きな役割を果たし、20世紀後半、ポップアートの定義付けに大きな影響を及ぼしたフォトグラファー、アントン・コービン。その活躍は写真だけにとどまらず、イアン・カーティスをモデルにした映画『コントロール』で初監督をつとめ、ジョージ・クルーニーを主演に迎えた『ラスト・ターゲット』ではハリウッド進出も果たした。 そんな華やかな世界で30年以上も活躍を続けるアントンだが、その私生活は謎に包まれていた。オランダで牧師の息子として生まれ、世界的なロックフォトグラファーになるまで、そして成功を手にしてからの心の軌跡を、4年にわたる密着取材で迫ったドキュメンタリー。